鎌倉時代に創立された『田無神社』は当初、1~2㎞ほど離れた「谷戸」に鎮座し、龍神様を祀っていたそうです。徳川家康が江戸に幕府を興してから、現在の青梅街道沿いに移ってきたと言われています。その際、近隣の神社が合わさって、今では様々な神様が合祀されています。
主祭神は『大国主命(おおくにぬしのみこと)』です。
青梅街道と新青梅街道が交わる三角州に位置し、両街道に入り口があるんです。
こちらは、青梅街道側の一の鳥居です。
石段と石垣。江戸時代の職人の技を紹介する立札があります。すべて手で削り、合わせて隙間なく積んでいるんですって。
その石段を登ると境内が見えてきます。内参道が続いています。
狛犬が子供を抱えています。「子取りの狛犬」です。
田無神社は左右の狛犬(獅子)が両方、子を抱えているんです。一方は珠だったりすることが多いので珍しくってテンションがあがりますね。
「二の鳥居」には ”開かれた神社” の立て看板。地域に開かれた神社を目指して様々な催しを開催しているそうです。
こちらは「道祖神」をお祀りしています。少し写真が小さいですが、中央の石碑は夫婦の神様が仲睦まじく寄り添い手を取り合っています( *´艸`)
その前の水鉢には半分沈んだ?獅子の頭が!水から顔を出して、辺りを見渡しているようです。結構シュール・・・
授与所も、とても賑わっています。
ここ田無神社は、ご由緒からもお分かりの通り龍神がとても有名です。
境内には青、赤、白、黒、金の5龍がいるんです!境内にバラバラに隠れていて(正確には守護方位に祀られています)、探しながら参拝するのも楽しいと思います。
早速、授与所の向かいに『白龍』がいました!
手水舎は、『白龍の水』が手水鉢に注がれています。
みなさん先程から、龍の口から出る神水をペットボトルに入れて持ち帰っているようです。
外国の方も多く参拝に来るんですね、英語、中国語、韓国語の作法案内です。本当に開かれています、世界に向けて(*’▽’)
『参集殿』神前結婚など人々の集まる建物です。
この建物は国の登録有形文化財にも指定されています。
授与所の脇には東参道があり、『撫龍(なでりゅう)』の石碑が立っています。
みなさん龍の持つ珠と、頭をよく撫でているのか、ここだけつるっつるです!
『神心の碑』鏡面仕上げの石の前に立つと、自分の姿が映し出されます。映った自ら姿を眺めて清らかな心持ちになりましょうってことみたいです。
展示庫にはキンキラに輝く『獅子頭』
お神輿や大太鼓も展示されています。
昭和の大横綱と言われる大鵬関が親方になってから開いた土俵とのことです。土俵の名もズバリ『大鵬(たいほう)』だそうです(*´ω`*)
拝殿です。こちらは運気向上・幸福招来の『金龍』が祀られています。
ちょうど中ではご祈祷が行われていました。抹茶色の糸で作られた締め縄が珍しいですよね、建物上部には、たくさんの彫刻もあしらわれています。
社頭の鈴の縄には凄い数の鈴。鳴らすとガランガランではなく、シャンシャン♪と心地よい音がします(*‘ω‘ *)
拝殿脇には「少彦名(すくなひこな)」神社。とっても小さな社が建っています。一寸法師だから小さいのかな?
↓『御神木』神気漂うイチョウの大木です。
↓この他にも各龍神を宿す御神木もありました。
こちらは拝殿の脇から新青梅街道方面へ抜ける「北参道」です。奥に参道脇に向かって手を合わせている人影が!
そこには『黒龍』がお祀りされていましたぁ(^^)/
健康増進・家内安全の御利益だそうです。にしても、ひっそり感がすごい。
須勢理毘売命(スセリビメのみこと)の社。田無七福神の弁天さまだそうです。
七福神の恵比寿さま、大黒さまの社。
木魚を小槌でコンコン叩いてからお参りします。音を立てて神様に気付いてもらうんですね。「お参りに来ましたよ~♡」
技芸向上・就業成就の『青竜』です。
拝殿の右脇に『お稲荷のほこら』『煩大人神(わづらいうしのかみ)をお祀りする社』『塩土老翁(しおつちのおじ)神』が並んでいます。お稲荷様は現在は居ないそうです。
日露戦争?大砲の砲弾?
『田無用水跡地』昔は境内を用水が走り、石神井川に注いでいたんだそうです。今はまるで枯山水のように石砂利で水流を表現しています。でも見えないだけで、地下にはしっかりと用水が流れているとのこと。
↓『子育て親子石』という大小の石です。
「子育て犬』
お母さん犬が赤ちゃん犬たちにお乳をあげています。こちらもみなさんが撫でてご利益を受けているようで、ツルツルになっています。
『島津神社』 しめ縄の輪をくぐってお参りします。
『須佐之男命(すさのおのみこと)』をお祀りしています。
おみくじ・ぎゃらりー
すごいな!と思ったのが、この「おみくじ」エリア!入れ替わり、立ち代わり参拝者が訪れます。
もの凄い種類の「おみくじ」があって、まるでアミューズメント感覚です。
『鯉(恋)みくじ』と『安泰(鯛)みくじ』小さい竿で釣り上げるタイプのおみくじです。
3方の壁はすべておみくじ(*‘ω‘ *)
どれも趣向を凝らした本格派のラインナップです。
五龍神みくじも面白い!田無神社オリジナルで300円の初穂料ってお得かも。現金なもんで『小判入り金運みくじ』は売り切れ御免状態です笑
個人的な ”お気に入り” はこちらの『日本の女神様おみくじ』♡
全20種類って・・・危なく、ひと財産飛ぶところでした( *´艸`)
『厄落とし絵馬』という一風変わった絵馬。絵馬に付けられている『厄』という文字を箱の中に落として奉納するようです。
たくさんの厄が落ちています笑
参拝を終え、ご朱印を頂きました。巫女さんの衣装を模した印が可愛らしいです♡
こちらは最初に入ってきた、「一の鳥居」の直ぐ脇にひっそりと祀られていました。勝運向上・成績向上の『赤龍』
『赤龍の像』
可愛らしい商店街マップの看板がありましたぁ( *´艸`)
五龍神あり、七福神あり、ご神木、おみくじ、土俵に砲弾と、とにかく詰め込みまくった ”博物館” のような神社でした。
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田無神社社にお祀りされている「大国主命と須佐之男命(すさのおのみこと)、猿田彦命(さるたひこのみこと)』も紹介されています。
凛の『教えて♡神様、仏様!トリビア♪』を見る。
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