札幌と言えば、『スープカレー』発祥の地。北海道ならではの新鮮野菜がゴロンと入るのが特徴だ。スルーできまい。
「SOUP CURRY TREASURE(スープカレー トレジャー)」はとにかくおしゃれな店とメニューで有名だ。
『定番煮込みチキンレッグ』は鉄板中の鉄板であろう。
さて、こんなことを言っては地元の観光協会から苦情があがりそうだが、ここは『残念な観光スポット』で1~2位を争う常連『札幌時計台』。
誰もが知る札幌を代表する建築物のはずなのが、都会のビルとビルの間に何とも窮屈そうに建っている。
下手をすると、そのまま通り過ぎてしまいそうなほど存在感が無い。
満員電車で揉まれるサラリーマンのような悲壮感すら漂っている。
観光客は一様にどの位置、どの角度からなら絵葉書の様な写真が撮れるのかを探して彷徨っている。
もとは『旧札幌農学校演武場』として使われていた(国の重要文化財)
この日は一気に帯広まで移動を掛けます。十勝・帯広と言えば『豚丼』です。帯広駅前に『はげ天』という昭和9年創業の老舗があります。
60年以上「タレ職人」が守り続けている秘伝のタレが自慢だ。
ご当地の銘菓。土産に買ったが、早くも開けてしまった。
ご当地グルメとして有名な『豚丼』だが、その中でも、ここ『元祖 豚丼 ぱんちょう』は、十勝豚丼発祥の店。
贅沢な豚ロースを炭火で丁寧に焼き上げ、秘伝のタレを掛け、蓋が閉まらない程豪快に盛り付けられた丼は、ここに来たなら是非味わっておきたい。
↓道の駅「サラブレッドロード新冠」
有名なハイセイコーを輩出した町ならではのモニュメントが並んでいる。
↓『優駿の碑』 ナリタブライアンなど、競馬ファンでなくとも、聞いたことがあるような『優駿』の名前もある。
日高ウェスタンファームというもともとはドライブインだった場所にとてつもなく大きな熊の像が立っています。10m以上はありそうだ。
白い笛を首にぶら下げて、襷(たすき)を掛けて交通安全を訴えかけている。
それにしても顔が怖すぎる、もともとは違う意図があって作られたはずだ。『三毛別(さんけべつ)の羆(ひぐま)事件』しか連想できない。
三食連続となってしまった豚丼食べ比べ。ここも帯広では有名な『十勝豚丼いっぴん』の本店。
定番グリーンピースではなく白ネギが乗っている。何度も重ね焼きするタレが評判のお店だ。
帯広市街から30km。ここに電車は走らないが、幸せになれる駅がある。どこまでも広がる広大な畑の中にある『幸福駅』だ。
旧国鉄「広尾線」の途中駅で、廃線の伴って廃駅となった。名前が縁起が良いこともあり、今では観光名所として再生している。もうこの広大な大地を走る姿は見ることができないが、当時を偲ばせる車両展示もされている。
ここを訪れた観光客が、たくさんのメッセージを残していく。これは切符のデザインのメッセージカードなのだ。
目の前には売店もあり、「幸福駅」の切符など趣向を凝らした土産品が売られている。
全部で17あった駅の中で、ここ幸福駅と愛国駅という何ともロマンティック?な名前の駅が話題となり、『愛の国から幸福へ』というコピーのもと大ブームになったとか。
愛国駅は現在、交通記念館としてSLや、カップル向けのモニュメントなどが設置されている。
十勝平野は、その広大な土地を活かして酪農が盛んだ。
放牧されてストレスなく、愛情と手間暇を掛けて育った牛は様々な乳製品、精肉や加工品となって全国へ出荷されていく。観光農場も多く、様々な体験ができる。
明日も『豚丼』と『スープカレー』食べ比べの旅は続く。