こんにちは、凛です。
いきなり変なカミングアウトから私の記事はスタートします。すみません! m(_ _)m
実は、、、この『日本神話とは?』の ”くだり” は、できれば書きたくないと思っていました。
なぜか? 生々しくて、まったくロマンティックじゃないからなんです。
でも、日本の歴史や神様をテーマに執筆するうえで、どうしても外すことができない「基本の”き”」となる部分になりますので、どうか紹介させてください(>_<)
『日本神話』とは何でしょう?
『日本神話』とは何でしょう? 簡単に言うと「昔から伝わる神様たちのお話」です。
その元となっているものが、『古事記』と『日本書紀』と言われる国策で作られた ”歴史書” と、各地で作られた『風土記』なんです。
さてさて、この『日本書紀』や『古事記』という名前は、皆さん学校の授業で一度くらいは耳にしたことがあると思います。有名ですもんね。
この歴史書が作られた時代は、「古事記」が『西暦712年』、「日本書紀」はそれより8年遅く『西暦720年』に、実に ”30年以上の歳月” をかけて完成したと言われています。
『国策』とは言っても、現代のような国家としての「公正で公共の立場」に立ったものではありませんでした。国家とは権力者(天皇家や豪族)のものであり、その正当性を示すために、”都合の悪い事” が書かれていない、ものすごくカッコいい『歴史書』を作ることが ”国家の一大プロジェクト” でした。
この2つの歴史書は、ともに『天武天皇』の命令で作られました。
内容は、「この国(世界)を作ったのは神様で、その神様は自分たちの祖先です」というものです。
でも結局『天武天皇』は、これらの完成を見ることなく崩御され、次の天皇の代でようやく完成したんですけどね。
『古事記』と『日本書紀』は大体同じようなことが書かれています。
ではなぜ、同じ時期に、同じような内容の「歴史書」が2つ必要だったのでしょうか?
それは、この2つの書物の ”違い” に着目することで見えてきます。
まず『古事記』、こちらは当時の日本人に読み易い『日本漢文体』という漢文を組み替えたもので書かれています。そして、一族の家系を軸にした『物語』のように書かれています。
一方で『日本書紀』は、『大陸(中国や朝鮮)』の人に読み易い『漢文体』で書かれていて、「時系列」を基に内容が淡々と綴られていて、まるで『記録書』のようです。
『古事記』は ”国内に対して、国を治めるため” に、『日本書紀』は ”大陸に対して日本と言う国をアピールするため” に書かれたものなんです。
はい!歴史書 編さんに関する ”つまらない”「背景」や「経緯」の ”授業” はこれで終わりです 笑 そして、こんな ”裏事情” を抜きにすれば『古事記』や『日本書紀』は、それはそれは「興味深くて、面白い物語」です。
『日本神話をもっと簡単に(*´ω`*)』
『日本神話』は『古事記』と『日本書紀』をもとにして出来ています。
この2つの書物は、大体同じような内容なのですが、細かいところで違いがあります。
この『日本神話を簡単にまとめると?』の章では、両書の内容を、私の ”超個人的な見解” でまとめています。両書の ”いいとこどり” ですね。
だって『古事記』では〇〇だけど、『日本書紀』では△△とされる、なんて書かれたら伝わらないじゃないですか 笑
なので、今後『日本神話』ときたら、「あぁ、古事記と日本書紀を混ぜたやつね」と思ってください。どうしても混ぜ切らない部分は本文とは別に解説しますね。
※これは『古事記』と『日本書紀』を合わせた『記紀神話』とも言われますが、今回は『日本神話』で統一します。
先程も書きましたが、『日本神話』は大変「興味深く、面白い」物語です。
ただ、「なかなか理解ができないよ~ 泣」と言われる方が多いのも事実です。
何がそんなに難しいと言われるのでしょうか?
それは登場する神様の「名前」が ”聞き慣れない” うえに ”やたらと長い!” ことです。
そして、登場する神様や天皇の数がかなり多いことだと思います。
例えば・・・
『宇摩志阿斯訶備比古遅神』なんて神様も登場するんです!
アンタ(;゚Д゚)ダレ!?
でも、安心してください♪
(本文)では漢字・カタカナ・ひらがなを駆使して、さらに愛称や通称などで、なるべく印象に残るように、ご紹介したいと思います!
(神様ごめんなさい、m(_ _)m)
さらに、紹介する神様は、超重要な方だけにして、まずは、お話そのものを楽しんでもらえればと考えています(*‘∀‘)
(本文)となる部分は『日本神話』の表現をなるべく保ちつつも、物語を理解するうえで必要無いかなぁと感じる ”くだり” は大胆に ”ハショって” いきますよ~。
本文では伝えきれん!って場合はどうしましょ?
『凛のトリビアPOINT!』というコーナーを設けています。
このコーナーは、読まなくても、知らなくても物語は楽しめるんだけど、知っていれば ”ちょこっとだけ” 自慢できるようなトリビア、私がココだけは深堀りした方が断然楽しくなるよぉ!と思っているトリビア、超個人的な見解や妄想♡などなど・・・ そんなものを紹介しています。
『日本神話』の中で、何より私自身が、本当に ”面白いなぁ” と感じるのは、神様が少しずつ進化していくという点です。身体の進化を経て、心の進化(感情の芽生え)へと・・・そして進化した神様が、意外と『人間臭くなっていく』ところです。怒ったり、悲しんだり、嫉妬したり、女々しかったりするんです、やがては嘘をついたり、だましたり 笑。
時には「勘違い」から、神様同士のトラブルに発展するなんてシーンも書かれています!
そんな神様たちの進化や喜怒哀楽が、ただの歴史書という枠を超えて、物語としての面白さを引き立てているんだと思います。皆さんもぜひ、そんなところにも注目していただけたらと思います。
いざ、神々の世界へ!
私はこんな風に考えています。
今から1300年以上も前、まだ ”この世” と ”あの世” の境もはっきりしない時代。人々は夜の闇に怯え、葉の揺れる音に慄き、異常気象や病気の流行には ”人知を超えた神の力” を感じたことでしょう。
実はあったのかもしれませんよ、神話に出てくるような ”超不思議な出来事” が。
そして実在したかもしれません、”神様みたいな凄いことをした人” が。
『日本神話』は実話を基に誕生した。
さぁ、一緒に覗いてみましょう! 古の神々の世界、 ”この世” と ”あの世” が交差する場所を。