都営地下鉄の浅草線・大江戸線の2路線が乗り入れる『大門駅』。ここ港区芝公園に、東京タワーを見上げるように立つ『増上寺』があります。
余談ですが、東京タワーは東京スカイツリーには無い ”独特の雰囲気” がありますよね。
未だ東京を代表する ”観光スポット” であり続けています。
大門駅から真っ直ぐ伸びる参道沿いに『総門(大門)』と呼ばれる山門がたっています。『浄土宗大本山』、、、そうです、ここが浄土宗の中心となるお寺さんなんですよ!
この、どこまでも続く『瓦塀』が良い雰囲気を醸し出しています。
しばらく歩くと、境内入り口となる有名な『三解脱門』(重要文化財)が出迎えてくれます。何とも大きく・・・荘厳です。
門前には『御忌(ぎょき)』と書かれた大きな立て札。浄土宗の開祖、法然上人の忌日法要のことです。
朱色に染められた大きな門、くぐれば3つの悪いこと(煩悩)から解き放たれるので『三解脱』・・・ちなみに3つとは『欲望・恨み・妬み』のことです。
早速、入ってみましょう!
境内に入ると直ぐ左手に立つ『聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)』です。
『水盤社(手水舎)』です。戦災を免れて、長い歴史を今に伝えています。
↓手水鉢です。
境内正面には大殿がそびえています。
さて、見てくださいっ!この青空と東京タワーと大殿大屋根のコントラスト!
そしてぽかぽか陽気の中、一気に咲きだした桜の花!
日本を代表する日本の誇れる景色ではないですか。
鐘楼堂と桜。ちなみにこの大きな『大梵鐘(だいぼんしょう』は東日本最大です!『江戸三大名鐘』にも数えられ、江戸の庶民はこの鐘の音で時間を知ることができた『時の鐘』でもあったとのことです。
『千体子育地蔵菩薩』。一帯を埋め尽くすように、たくさんのお地蔵さまが佇んでいます。
お地蔵さまの列はどこまでも続きます。その名の通り千体を超える1300体ものお地蔵さま。子供たちの無事成長を祈願しています。
また、ここは都内でも随一の『水子供養』のパワースポットです。
お地蔵さまは愛くるしい顔立ちで、たくさんの風車がクルクルと回っていて、まるで子供たちが遊んでいるような、賑やかな雰囲気です。
『西向観音像』のお堂
『西向観音像』は鎌倉時代のものだそうです。
さて、いよいよ『大殿(ご本殿)』でお参りです。ここ増上寺は創建は1393年ですが、江戸城の裏鬼門の守護として、家康公の命により現在の千代田区から、この芝の地へ移されたそうです。
写真はここまで。御本尊の阿弥陀如来さまと、法然上人像が安置されています。
合掌・・・
増上寺に伝わる宝物の数々が常設展示されています。
↓『大殿』奥手には徳川将軍家の歴代6将軍の霊廟(墓所)があります。拝観料500円に加えて、15時30分にはしまってしまうので注意が必要です。
本殿横には『案国殿(あんこくでん)』が建っています。
↓案国殿前の『炉閣』と『香炉』
『案国殿』には、初代将軍の徳川家康公が深く信仰した『黒本尊』が安置されています。黒本尊とは、長い間、お線香の煙を受けて、黒くすす焦げてしまったからだと言われていますが、一説では「この世の災い」を一身に受けて黒くなってしまったとも囁かれています。
外国人の参拝者もたくさんいらっしゃっていました。
『黒本尊』という名は家康公が命名したそうです。
中は社務所のような場所もあり、沢山の御守りなどがあります。御朱印もこちらで受けられます。
珍しい『一筆写経』という写経コーナーがありましたぁ(*´ω`*)
『南無阿弥陀仏』というワンフレーズだけを心を込めて書きましょう。これなら誰でも気軽に取り組めます笑
机に向かって、この台紙に筆ペンで写経します。
お習字なんて、いつぶりでしょうか( ´艸`)
↓こちらは『一筆写経』をして、奉納すると頂くことができる『南無阿弥陀仏』の御朱印です。書き置きのみの領符です。
参拝を終え、御朱印を頂きました。
↓こちらは直接書いて頂ける『黒本尊』
家康公は数々の戦を制し、最終的に ”天下人” となったことから、武運や勝運の御利益にあやかりたいといういうことで、『勝運守り』が人気です。御守り自体も凄くカッコイイ感じです。
般若心経のミニ写経も売られていました。思わず買ってしまいました。
↓おみくじ
三つ葉葵(徳川家家紋)に、”黒本尊如来 増上寺” シンプルなタイプ。
境内にはなんだか京都っぽい絵の描かれた自販機が・・・
welcome to TOKYO!
《近隣散策》
→ お隣、『芝東照宮』に参拝に行く。
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日本の神話や仏教について分かりやすく解説しています。
凛の『教えて♡神様、仏様!トリビア♪』を見る。
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