師走のよく晴れた日。
今日は、観光地として人気急上昇中 ”秩父” のパワースポットを巡りたいと思います。
なぜ、秩父の人気が急上昇しているのか?というと、もともと秩父は有名な寺社仏閣がたくさんのある歴史ある町ですし、“秩父夜祭” や “芝桜” “長瀞ライン下り” など、観光地としてのポテンシャルがもともと高かったんですね。そこに西武鉄道の特急レッドアロー号などが整備されて、ますます都心とのアクセスが良くなってきた点が大きいと思います。
土屋太鳳ちゃんが「ちちんぶいぶい♪」と踊るCMは可愛らしくて大好きです。女子旅最高!行ってみたいっ!!!となりますよね。
とは言え、秩父には有名な寺社仏閣が多いので、とても1日では回り切れません。
まずは、関東でも屈指のパワースポット『三峰神社』を目指すことにしました。
そして、いろいろ悩んだのですが、今回は自動車で時間フリーな気まま旅にチャレンジすることに。
冬晴れで富士山が物凄く大きく見える中央自動車道を山梨方面に走り、一般道に降りてからは
狭い峠道やら、雪が残る山道やらを突き進み…
野生のお猿さんたちの群れに遭遇したり…
ノタノタと走ること2時間半・・・。
ようやく大駐車場へ辿り着くことが出来ました。いやぁ、遠かった(>_<)
しかし、見てくださいこの大自然。
バスも西武秩父駅から定期運航しています。次に来るならこっちですね(笑)
三峰神社と言えば、いろいろなタレントさんが口を揃えてパワー(神気)が凄いとおっしゃっていますよね。
中でも月に一回(毎月1日)に頒布される“白い氣守”が有名だったのですが、今は頒布を休止しているという立て看板が・・・
あまりに人気が出過ぎて渋滞や順番待ちが激しかったとも言われていたので、対策のひとつなのでしょうか?
駐車場からさらに上へと階段を登っていくと神社まえには土産・食事処が数件あります。
三峰神社の最初の見どころは、珍しい『三つ鳥居』と呼ばれる鳥居です。鳥居が三つくっついたような特殊な形をしています。
そして、次の見どころとして、三峰神社は『オオカミ信仰』が伝わっていることです。そのため、三峰神社は狛犬ではなく、狛オオカミが神域を護っています。
こちらは三つ鳥居前にいる ”狛オオカミ” ですが、境内はこの他にも実にたくさんのオオカミがあるんです。
オオカミは家畜や家を護ってくれる大神様(お犬さま)として崇められていたそうです。当然、こんな奥深い山ですから、たくさんのオオカミがいたんでしょうね。(※残念ながらニホンオオカミは明治時代に絶滅してしまい、現代では誰も見ることはできません。)
三峰神社は『三峰講』と呼ばれる信仰が盛んです。講とは同じ信仰を持つ人々の集まり(団体)のことです。地域や職業などで結ばれた人たちが、相互扶助の関係を築き、参拝をしやすくしたりしていました。
内参道の至る所に講の石碑が並んでいます。
『随身門』並木の中に、朱色で一際目を引く神門が現れます。
本殿前の青銅鳥居。奥のひな壇を上がった先に拝殿が見えていますね。
まるで日光の東照宮陽明門を小さくしたような絢爛豪華な装飾です。
この時期は日中でも水が氷るため、お浄めは『祓い串』を振って手水の代わりにします。※この時も気温は1℃で、“手が氷りそう”なほど寒かったので正直ホッとしました(笑)
拝殿前には樹齢800年を超す大きな“ご神木”が左右に鎮座しています。それにしても立派な杉の樹ですね、パワー(活力)を分けて頂きましょう。
本殿ご神木前を護る狛オオカミ。
それではお参りに。中ではちょうど御祈祷をしていました。
三峰神社は、日本神話にも登場する『日本武尊』が東征(関東へ進出)した際に立ち寄ったこの地で、祖神のイザナギ、イザナミを偲んで創建したことが始まりと伝えられています。
(※日本武尊は第12代景行天皇の息子さん)その後、この深い山が修行に適していることから、山岳修行(修験道)が盛んに行われるようになったようです。
参拝を終え、御朱印を頂きました。
三峯神社の境内は、まだまだ見どころがたくさん!
→『三峰神社 境内散策』へ
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日本の神話について分かりやすく解説しています。
凛の『教えて♡神様、仏様!トリビア♪』を見る。
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