伊勢神宮「内宮」や「おかげ横丁」から徒歩10分、約1㎞ほど北に『猿田彦神社』はあります。伊勢神宮参拝と併せて、是非訪れたい神社のひとつです。(※30分以内なら無料の駐車場もありますよ)
猿田彦神社はその名の通り、日本神話でも有名な『猿田彦大神』をお祀りしています。猿田彦と言えば、天孫降臨の際に、『邇邇芸命(ニニギノミコト)』の道案内をしたことから、“ものごとの最初に現れ、万事良い方向へ導いてくれる”『おみちびきの神』として深い信仰を集めている神様です。
↓境内入り口にある『狛犬』です。
「人生の道を開き、良き方向に導いてもらいたい!」私もさっそくお参りしたいと思います!まずは『手水舎』でお浄めです。
『手水舎』には、今は珍しくなりつつある『千社札』がびっしりと貼られていました。
『猿田彦神社』のトレードマークは何と言っても『方位』を表す『八角形』です!導くための良い方向を示しているんです。そしてよく見ると『鳥居』も『手水舎』も柱は全て『八角柱』なんですよ!これは非常に珍しい様式らしいです。
たくさんの絵馬が奉納されていますね。
日本神話では『ニニギ』を九州の高千穂まで導いた後、「伊勢の五十鈴川の川上に参ります」と言って、その地に鎮まったと書かれています。その地こそが、まさにこの猿田彦神社なんですね。そしてこの『五十鈴川(伊勢周辺)』を開拓した土地神様でもあり、後に『倭姫(やまとひめ)』が全国行脚の末、この地に天照大御神をお連れした際に、今の伊勢神宮一帯を献上したと言われています。創建年代は不詳ですが、とっても古く、歴史ある神社であることが窺い知れる逸話です。
立派なご本殿の前に、『古殿地』と彫られた八角形の石が祀られています。この石は方位を表す『方位石』と呼ばれる強力なパワーストーンです。刻まれた干支などの文字を触るとご利益があるんだそうです。
境内には、猿田彦と夫婦になった『天宇受売命(アメノウズメノミコト)』を祀った『佐瑠女神社(さるめじんじゃ)』が鎮座しています。
『ウズメ』は天照大御神が岩戸に籠ってしまった時に、天照の気を惹こうと『御神楽(みかぐら)』を踊った巫女です。また人懐っこい性格で女性らしい誰からも愛される性格だったこともあり、芸能や縁結びの神としても篤い信仰を受けています。
「私も女子力をアップしたい!」・・・さっそくお参りです。
↓『さざれ石』
↓『たから石』
宝船の様に見える、蛇が載っているように見える、と言われ縁起の良いご神体とされています。
面白い3重屋根の形をした社務所ですね。こちらで御朱印やお札を授けて頂けます。
こちらの御朱印帳がとっても可愛いので頂くことにしました!
参拝を終え、御朱印を頂きました。
佐瑠女神社の安産お守り『産玉』
佐瑠女神社の勾玉型お守り『涼玉』が可愛い!
↓佐瑠女神社の『恋みくじ』
↓こちらは、番号式のおみくじ
猿田彦神社の社殿裏手には、『御神田』があり、神様に奉納されるお米が育てられているんです。毎年5月5日に『御神田祭』と呼ばれる神事(お囃子や田植え)が行われるそうです。
《その他:伊勢の旅》
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日本の神話について分かりやすく解説しています。
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