JR中央線と総武線、東京メトロ丸ノ内線が乗り入れる『御茶ノ水駅』
JR『御茶ノ水駅』を出ると、すぐ真下を有名な(?)神田川が流れています。
歴史を感じる石造りの欄干が特徴の『聖橋』を歩くと・・・
これまた特徴ある壁に囲まれた、緑豊かな杜が現れます。
ここは江戸幕府直轄の学問所で、日本で最初の学校とも言われる『湯島聖堂』です。
「生類憐みの令」「犬将軍」などでも有名な愛犬家?五代将軍「綱吉公」が儒学を広めるために創設しました。正しくは「昌平坂学問所」と言われます。
↓『斯文会館(しぶんかいかん)』
かるた大会など多くの催しが開かれます。
↓正門にあたる『仰高門(ぎょうこうもん)』です。
↓『孔子の銅像』
儒教と言えば孔子や孟子ですよね。この大きさは世界最大だそうです。
この『壁』と『石畳』が湯島聖堂の特徴で、何とも言えない情緒を醸し出しているんです。
その昔、選ばれたエリート学生が、何かを思案しながら、腕組みをしつつ、難しい顔をして、ここを歩いていたんでしょう(私のイメージ)。
↓『入特門』
関東大震災(大正12年)でほとんどの建物が焼失する中、この門は奇跡的に難を逃れました。
↓『水屋』
大成殿の回廊の入り口にあたる門『杏檀門』が見えてきます。
大願成就・合格という絵馬が所狭しと奉納されています。
『すだじい』という神気を放つ樹が植えられています。
↓『杏檀門』漆黒が美しいですね。
↓『大成殿』
門から建物まで、すべて黒色に染まっています。重厚感というか、迫ってくる感じが凄い・・・ 孔子や孟子を祀っています。
屋根の上には、独特の形をした『鯱(しゃちほこ)』が飾られています。
湯島聖堂では、屋根の上にたくさんの獣らしき像が見下ろしています。本当にたくさんいるんです。
↓こちらは、道を挟んで向かい側にある『神田明神』側からみた湯島聖堂です。