初夏の島根⑤ 世界遺産『石見銀山(いわみぎんざん)』と『町並み地区』

2007年、世界文化遺産に登録された『石見銀山(いわみぎんざん)遺跡』と『その文化的景観』を訪ねる。

深い自然に囲まれた山の中に、『間歩(まぶ)』と呼ばれる『坑道』がある。

『龍源寺間歩』は石見銀山を代表する間歩である。1309年(鎌倉時代)に銀の出る山として初めて歴史の表舞台に現れた。

龍源寺間歩は江戸時代初期から、終戦間際まで多くの銀が採掘されてきた。一時は世界の銀の1/3を占めるほどであった。それゆえ室町・戦国時代から利権を巡って大名が争いを繰り返していた。

石見銀山周辺にはおよそ600もの坑道がある。どれも人が這って進む程度の小ぶりなものが大半である。

「龍源寺間歩」は人が立って歩けるほどの坑道である。
江戸時代、何ら重機の無い時代に、ノミ一本、人の手で、彫られた跡が今なお残る間歩。

先を行く観光客は小柄なご夫婦、背の高いものは少しかがんで歩いていたのだろう。今は唯一、この間歩だけが入口より160m弱程度を一般公開している。

『清水谷精練所跡』
明治になり、石見では銀の採掘だけではなく、精練までを一元的に行うことで商品価値を高めていました。

その遺構も今では散策コースとして賑わいをみせている。

鉱山は事故や過酷な労働から多くの犠牲者や短命者がいたとされる。その鎮魂のために作られたのが500体の羅漢像を奉納した『羅漢寺』と、名所である『反り橋』。世界遺産を構成する遺構のひとつだ。

石見銀山へ続く街道沿いに『大森』の『町並み地区』がある。銀山を管理管轄する奉行所や役人、豪商らの屋敷が残っていて、一般公開されている。

まるで、タイムスリップしたかのような町並みが、当時を偲ばせる。現在では、古い建物がリノベーションされて、オシャレな店として観光客を喜ばせている。

別の季節に訪れた大森地区の様子を見る。

『奥出雲おろちループ』を訪ねる。

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