今回の旅は、島根県の『七類港』からフェリーに乗り『隠岐諸島(おきしょとう)』を目指すところからスタートした。
『隠岐諸島』はいくつかの島からなる群島で『島前(どうぜん)』と『島後(どうご)』に大別される。
まずは島前の『西ノ島』に向かう。
隠岐諸島には「隠岐の国一の宮」が二社あり、ここ『西ノ島』に、そのひとつ『由良比女神社(ゆらひめじんじゃ)』がある。
通り沿いの「一の鳥居」から参道が延びる。
「神門」
「二の鳥居」
「拝殿」
波に揺れるイカが彫られているのは、非常に珍しい。
「本殿」は「二軒春日造り」と呼ばれ、背の高い社殿となっている。
配祭する神々のお社。
その昔、由良比女命が芋桶に乗って海を渡っているときに、海に浸した由良比女命の手をイカが引っ張った(噛みついたとも・・)ので、そのお詫びのしるしに、毎年由良の浜にイカの群が押し寄せるようになったと伝えられています。
↓押し寄せるイカを発見し、村人に伝えるための見張り小屋『番小屋』
↓この島は、イカにちなんだモニュメントが沢山ある。
現在では、環境の変化などからイカの押し寄せることは珍しくなったが、今でも数年に一度、大量のイカが押し寄せ、誰でも簡単に拾い上げられる状態となる。
11月末から12月にかけて、一定の条件が揃った夜に、この入り江が押し寄せるイカで埋め尽くされる。
明治から終戦前後まで、毎年のようにイカの大群が現れていた。
島の幸は、ずばり ”イカ” である。これはスルーできまい。
海の幸、イカ中心。
珍しいイカの玉子丼。「イカの玉子とじ」など食べたことがあるだろうか?
写真では見えづらいが、イカの卵も盛り付けられている。(海苔の脇)
西ノ島をバスで観光する。
高台から隠岐諸島の島々に囲まれた『中海』が見渡せる。
『赤尾展望所』に着く。
『国賀海岸(くにがかいがん)』は日本海の激しい波に浸食されて出来た奇岩や断崖絶壁が美しい国立公園である。
高さ200m以上の海蝕崖が美しい景観をつくっている。
たくさんの馬が放牧されている。足元には多少の注意が必要だ。
国賀海岸の雄大な景色を眺めながら、散策できる遊歩道が整備されている。
尖った岩は観音岩と呼ばれる。写真では見づらいのだが、ちょうど観音岩の足元に『国賀神社』がある。
『通天橋』
『国賀神社』鳥居と小さな社が建てられている。
『西ノ島:別府港』
フェリーから見下ろすと、では目玉のおやじと一反木綿が「ありがとう」と見送ってくれている。
水木しげるのルーツは隠岐にある旧家と言われている。
隠岐汽船フェリー『しらしま』
フェリーにもキャラクターが描かれています。
↓『隠岐の島』は『西郷港』に到着した。
夕食は、土地のお造りをいただいた。
次は『隠岐の島』を旅する。